植物が光合成をするための働きをする「葉緑素・クロロフィル」の薬理効果については、
古くから、多くの研究がおこなわれ、これまでに、数多くの医学効果が確認され、発表されています。
* 病気を予防する
クロロフィルには、強い抗酸化作用があるので、体内に摂取すると、免疫力が高まり、
遺伝子や、細胞レベルで体を活性化します。
抵抗力も高まるため、インフルエンザなどの感染力の強いものに対しても、予防効果があるといわれています。
また、クロロフィルの強力な浄化作用は、体内に溜まった「活性酸素」を除去してくれるために、
「染色体異常」の発症が抑制されるという研究報告から、がんの発症を防ぐ効果が、期待されています。
*優れたデトックス効果
クロロフィルの食物繊維は、食物繊維の中でも、特に小さな繊維質のため、
小腸の絨毛の奥に付着して離れない老廃物に吸着し、体外に排出する働きがあります。
大気中や、農作物、乳製品、魚などの食品を介して、人間の体内に取り込まれた有害な物質、
放射性物質やダイオキシン、残留農薬、有害金属などの排泄効果にも威力をあらわします。
* 貧血の予防と改善
クロロフィルは、人間の血液の「ヘモグロビン」と原子が一つ違うだけで、
ほぼ、同じ構造をしているために「緑の血液」ともいわれています。
体内に摂取されると、血液中で鉄と結合し、造血機能を促進し、貧血を改善する
ことが古くから、医学分野において知られています。
* 美白効果
クロロフィルは油溶性のため、角質の皮脂層で溶けます。
その優れた抗菌性と殺菌力が、ニキビの原因となるアクネ菌の繁殖を防ぎ、肌の炎症を抑えます。
また、抗酸化作用があることから、
シミやそばかすを排除
ビタミンCとの相乗効果で、美白・美顔などの化粧品の材料として、広く使用されています。
*その他の効果
消臭・脱臭効果、殺菌効果、整腸作用、抗炎症作用など、多くの健康効果があげられています。