地球と自然環境に優しく、そして人を幸せにするお米作りを目指して

自然栽培の田んぼで、稲穂につく虫たちを観察する風景

農薬を撒けば、害虫は退治できるのかもしれないけれど、その一種類や、わずか数種類の害虫のために

ほかの多くの益虫や有用微生物まで、みんな、殺してしまいます。

第二次大戦後の農業は「草や虫との戦い」のために、大量の農薬が使用されるようになりましたが

その結果、地球上の多くの生物が激減したり、絶滅してしまいました。

 

レイチェル・カーソン女史が、著書「沈黙の春」の中で、早くから農薬の危険性を主張していたように

実際に、日本の田んぼからもカエルの声が消え、ドジョウや魚や鳥たちの姿も消えてゆきました。

それだけではなく、田畑に撒かれた農薬や余分な肥料分は、有害物質となって、地下水や河川、海を汚染しながら、

貝や魚の体内に蓄積されて食物連鎖により、その毒性は次第に濃縮されてゆき、

最終的には、廻りめぐって食物連鎖のトップにいる人類の健康に影響を与えるのです。

 

戦後の日本は、食べ物は豊富になったにも関わらず、病人が増え続け、高額な医療費が国の財政を圧迫しています。

アトピーを始めとするアレルギーの子供達が増え、無農薬や有機栽培の農作物への関心が高まりつつある中

『アレルギーっ子や食養生をしている人でも安心して食べられるお米作り』を目指して、2011年の震災を機に

神奈川県から、岡山県の里山の古民家へと移住し「自然栽培」でのお米作りを始めました。

 

私どものお米を食べた方々に、身体の調子が良くなったと、喜んでいただけることを第ーに

これからも、安心で安全なお米作りに、目の前のできることから、ひとつずつ、取り組んで参りたいと存じております。

吉多 康弘(よしだ やすひろ)

東京都出身。
桑沢デザイン研究所 インテリアデザイン科卒業。照明デザインを経た後、プロダクトデザイナーとして主に、携帯電話などの先行開発のデザインに長年携わる。

 

自然の中で過ごすことが好きで、海や山でのサイクリング、スノーボード、ダイビングなど様々なネイチャースポーツを楽しむ傍ら、自然環境や食について学んできました。
  2011年の震災を期に、自然の豊富な岡山県へ移住後、2013年より里山の古民家で、自然栽培でのお米や野菜作りする『Green Spoon』をスタートしました。

『奇跡のリンゴ』木村秋則さんの勉強会にて

岡山での、木村秋則氏の自然栽培勉強会にて、一緒に写真を撮っていただきました。

2000年の初頭、神奈川県の『ナチュラルハーモニー』での、木村秋則氏の講演会に参加し、

感銘を受け、自然栽培での家庭菜園を始めました。

 

2011年の秋、神奈川県三浦郡葉山町から岡山の里山の古民家へと移住し、

かねてからの願いであった、自然栽培でのお米作りに取り組んでいます。