日照りに不作なし?

* R7.7.30 全景 

「ごきげんよう、皆さま」

[亀の尾]が、穂ばらみ期から出穂期に入りました。

 

* R7.8.1 ポンプアップ

厳しい猛暑日が続く中、一月以上まとまった雨が降っておらず、
湧き水は細くなり池の水もかなり使ってしまいました。
柵外の下にある池から、動力ポンプで水の汲み上げを試みましたが、
すでに池はちょっと大きな水たまり程度になっており、すぐに渇れてしまい焼け石に水状態です。
晩生の[朝日]は間断灌水から中干しの時期に来ており、さほど水を必要としないので、
最も水の必要な穂ばらみ期から出穂期に入った、早生の[亀の尾]を優先して、
何とかやりくりをしています。

 

"日照りに不作なし" "旱魃に飢饉なし" と言うことわざがありますが本当でしょうか?

実際、長雨や日照不足による冷夏の方が深刻な問題で不作になります。

稲は熱帯から温帯地域に適した作物で、日照りの方が収穫量は平年並みもしくは豊作になりまが、

近年の異常高温では、不稔(受粉しても種子(米)が形成されない状態)により品質低下に結びつく高温障害の影響を懸念しています。

植物は太陽の光エネルギーを受けて、光合成によって生成されます。

要するに"お天道様しだい"です。お天道様、自然の恵みに感謝ですね。

とは言えども、まったく水がなくては困りますが、先人の知恵と絶え間ない努力よって培われ、

受け継がれてきた灌漑設備、水インフラを現代も恩恵にあずかることができ、感謝の念に堪えません。

 

引き続き丁寧に守り、次世代に引き継ぎたい所存です。