
* R7.8.6 全景 *
「ごきげんよう、皆さま」
[亀の尾]が出穂期から穂揃い期に入りました。

* R7.8.4 足跡 *
日照り続きで水管理に翻弄されて、慌ただしく巡回する中、あるべきではない"爪痕"を発見!!!!!
辺りを見回してみると・・・
防獣ネットが壊されているではありませんか!!! "招かれざる客" 鹿が飛び越えて侵入しました。
少々稲が踏み倒されましたが様子見で入ったようで、幸い大きは被害には至りませんでした。
早急に防獣ネットの現状復帰とともに、支柱を延長して目立つようピンクのテープを張り、
夜になると点滅するLED防獣ライトを設置し、鹿に嫌がれせをしてしばらく要注意です。

さらに柵外を見回ると、日照りでわずかに湿り気のある別の場所でイノシシの"ぬた場"を発見!!!
"ぬた場"とは、イノシシが体温調整やダニや寄生虫を落とすため寝転んで泥浴びをする場所で、その行為を"ぬた打ち"と言います。
ぬた場=沼田場、沼田とはぬかるむ深い田んぼ、湿田や沼地を意味する語です。
酢味噌和え料理の"ぬた"もドロドロした様が沼田に似ているからと言われています。
"ぬた打ち"のイノシシが泥まみれになり背中を擦り付ける行為が、もがき苦しみ転げ回る様に似ていることから、
ぬたうつ→のたうつ→"のたうち回る"は転じてできた言葉です。
さて、いかがいたしましょう?過去に収穫前、猛者が現れ何度も柵を壊されて侵入されては修繕するを繰り返した結果、
雷(ライ 家族だワン)を連れて、焚き火をしながら泊まり込む辛い経験をしています。
できれば大人しくしていてくれることを願うばかりですが、罠を仕掛けることも視野に入れて、対策を講じる必要があります。
過去のブログでも記しましたが、里山で暮し農家を営む以上は避けて通れないのが、獣害のリスクです。
早生の[亀の尾]の出穂が始まり、晩生の[朝日]の脱穀(12月初旬)まで、気を許せない状況が続きます。
今後も断固として守り抜いてまいります。