「ごきげんよう、皆さま」
早稲の[亀の尾]の田植えは、すでに終了しています。
* R8.6.1 全景 *
* R8.5.5 朝日の籾蒔き *
米糠発酵培養苗床土作り、種籾の浸水と、苗づくりが始まりました。
米作りには、古くから伝わる厳しい、そして大切なことわざがあります。
「苗半生」と言われ、苗の出来で一生の半分(収穫)は決まってしまいます。
さらにこれを強調して、「苗八分作」とも言われます。
苗が良ければ、その年の米作りの8割は成功したも同然という意味です。
苗の良し悪しが田植え後の成長、病気への強さ、そして秋の収穫量のすべてに直結します。
だからこそ、この最初のステップが大切で、緊張と高揚が交差します。
失敗できないプレッシャーと、ここから始まる新しい命への期待感。
一粒一粒の籾から芽生える命に願いを込めて、元気な苗が田んぼ一面に並ぶのが楽しみです。
* R8.5.13 苗代 *
スクスクと順調に発育しています。
* R8.5.19 猪侵入 *
畦を崩される事態が起きてしまいました。
猟師さん曰く、爪跡から想定して80kg級の大物です。
ミミズや昆虫を目当てに、一晩の間に手当たり次第に”もくり返し”ます。(当地での”掘じくり返す")
苗は幸い無事でしたが、苗代の水路も一部破壊され肝を冷やす事態となりました。
猟師さんに相談したところ、午後には罠の設置をしてくださいました。
再度の侵入を絶対に阻止すべく、毎晩、田んぼに泊まり込んで見張りをしています。
蛙たちの賑やかな大合唱。夜は獣たちとの境界を促す暗闇に揺らめく焚き火の灯り、
満点の星空が、心地よく疲れを癒やしてくれます。
夜明けとともに小鳥たちの愛らしい音り包まれて、また新しい朝が始まります。
* R8.5.23 鹿が罠に *
罠を確認しに行くと、ガサゴソと大きな音に緊張が走り、姿を現したのは罠にかかった鹿。
獣害駆除とはいえ、毎回この光景を見るたびに複雑な気持ちになります……。
駆けつけた猟師さんが手際よく仕事を済ませ、運び出すのを手伝い、鹿は”ジビエ”として持ち帰られました。
自然と共に生きること、そして命をいただくことの意味を深く考えさせられ、心がざわつく複雑な余韻が残る朝となりました。
* R8.6.1 電気柵の設置 *
80kg級の猪に、苗代を横切られただけでも大変な被害です。
万が一、苗代が荒らされるようなことがあれば、今年の作付けは絶望的です。
田植え後に予定していた電気柵の設置を、想定外で急遽前倒ししました。
物理的な柵と心理的な威嚇となる電気柵、そして罠。。。
さらに、田植え完了まで引き続き田んぼに泊まり込み、守護に全力を尽くしてまいります。







